ん?「Run,Melos,Run」?そうです。太宰治の「走れメロス」!!
子供が小学生の時に一緒に布団の中で読んだ時の事が蘇ってきます。手に汗握るストーリー展開に二人で夢中になってしまい、途中で辞めることが出来なくなってしまったのです。結局、遅くまで起きて最後まで読んでしまったことを。あ~懐かしいなあ。あの頃は、可愛かったなあ。(今でもかわいいけど)声が枯れそうになったけど楽しかったなあ。
そんなハラハラどきどきの感覚が、何度読んでも味わえます。そして何度読んでも物語の世界に惹きこまれる素敵な作品です。英語バージョンでも充分にあの前へ前へつんのめるような魂のやどるエネルギッシュな文章は健在でした。大人になってから名作を読み返すことが出来る。なんて贅沢な時間でしょうか。
あの暗そうな(関係ないけど hehe )太宰治の代表作「走れメロス」!!!これが現実だったら良いのになあ。憧れますよね。
公正世界仮説※って言うのでしょうか?正義が勝つ!!!みたいな。こういう世界に憧れが強いのですよね。世の中こんなに甘くない。わかっていても憧れます。神様はどうして世の中を公正世界仮説に創ってくれなかったのか・・いまだに思います。読んでいる間だけは、自分が強くなった気持ちになれます。
※公正世界仮説とは・・・人間の行いに対して、公正な結果が返ってくるものであると考える認知バイアス、もしくは思い込み💦 思い込みだってさ。辛っ。。
どんどん読み進める多読もいいけど、自分が好きで面白いと思える作品を何度も読むのが私には合っています。大人にも子供にもおすすめの一冊です。
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